社長BLOG 7ページ目

 

空き家の持ち主さんからご相談です。

22.12.03

こんにちは! 揖保郡太子町 新築 注文住宅 分譲住宅
健康で快適に暮らせる家づくり専門店
美松ホーム株式会社 松田隆です。


先日の太子町主催「空き家利活用セミナー」の後に個別相談の対応をさせていただいた方のお悩みです。

お爺様が建てられた古いですが立派なご実家。現在はもう住まわれていない空き家です。

相談者の持ち主さんは遠方に住まわれていて、たまに週末に帰ってこられる程度です。

管理に困っておられ、何とか手放したいというお考え。

いろいろと調査させていただきましたが、問題点がありました。

土地の名義は相談者さんになっていましたが、建物がそもそも登記されていないとのこと。

相続登記の時に、ややこしいから建物登記をしなかったそうです。

このままで売るには、新たな購入者さんに土地と建物を名義変更しなければならないので、

先ずは建物の登記をしなければなりません。

土地家屋調査士や司法書士の先生方にお願いするちょっと大変な作業です。

相談者さんはそんな状態になっていることは全く覚えていなかったそうです。


売ろうと思ってもすぐに売れない状態。

空き家にはいろんな問題が隠れている可能性があります。

早めに問題点を知り、事情を少しでも解っている方が元気なうちに行動することが空き家対策では重要ポイントになります。


 

太子町主催 「空き家利活用セミナー」が開催されました。

22.11.26

こんにちは! 揖保郡太子町 新築 注文住宅 分譲住宅
健康で快適に暮らせる家づくり専門店
美松ホーム株式会社 松田隆です。


本日は太子町主催の「空き家利活用セミナー」が開催されました。

私は共催のNPO法人兵庫空き家相談センターのメンバーで、講師としてお話させていただきました。

テーマは「実家を空き家にしないために」です。

もし実家が空き家になってしまったら、何とかしようと思っても、できることが限られる場合があります。

実家が空き家にならないようにできることは、空き家になる前がポイントなんです!

30分程のお話でしたが、ちょっと緊張しました。

「わかりやすくて良かったよ。」と言ってくださって、とてもありがたかったです。


セミナー後の個別相談もしっかり対応させていただきました。

これからもこのような活動を通じて、少しでも地域の空き家を減らす活動を続けていきます。


 

 

家の大敵、内部結露を防ぐには…⁉

22.11.19

こんにちは! 揖保郡太子町 新築 注文住宅 分譲住宅
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美松ホーム株式会社 松田隆です。


それではどうしたらこの内部結露を防げるのでしょうか?

表面結露の場合も断熱性能を強化することで結露を軽減することができましたので、内部結露も同じく壁の中の断熱性能を強化することで結露を軽減できます。

断熱材の性能の違いが結露の発生に大きく影響しています。


新築住宅の場合は、断熱材によっては結露しにくい断熱材もありますので、性能と金額に見合った断熱材を選ぶことが重要です。



一方、既存住宅の場合は断熱リフォーム(断熱改修)となります。

断熱改修工事の種類には、さまざまな種類があります。

一般的には、

既存の内装を解体(天井や床は施工の際に身体が入る場合は解体しないこともあります)

室内の天井、壁、床に「断熱材」を充填する 又は 外側(外壁)から断熱塗料を塗る、断熱パネルを外壁に張る

既存の内装の上から「断熱パネル」を張る

既存の窓サッシを断熱サッシに変更する 又は 既存の窓サッシの内側に断熱サッシを設置する(二重窓、インナーサッシ取付)

このような工事をします。


断熱は外部の寒さや暑さを室内に防ぐのが目的となりますので、隙間なく施工すること(気密性能)が重要です。


  

家を腐らせる原因は?

22.11.12

こんにちは! 揖保郡太子町 新築 注文住宅 分譲住宅
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美松ホーム株式会社 松田隆です。


家が腐ってしまう原因は「結露」です。

空気中に含まれた水蒸気が冷やされ続け、水滴となります。

木造住宅の結露は、「表面結露」と「内部結露」とがあります。


表面結露は、ガラス窓やサッシ、壁や天井などにも発生します。

濡れている部分を放置すると周辺の木部や塗装面、接着面の部材の劣化を速めてしまうので、気が付いたら早めに拭き取りましょう。

断熱性能を強化することで表面結露を軽減することもできます。

窓の場合は2重サッシが効果的です。後付けで設置できるものもあります。

他にも後付けのシャッター雨戸やカーテンの生地を厚くすることでも多少は違ってきます。

目に見える部分の結露ですので、わかりやすいと思います。


もう一つは内部結露です。壁内結露とも言います。

こちらは住宅の外壁と内壁の間で発生する結露で、先ほどの表面結露と違い目に見える部分ではありません。

ですから、結露が発生したとしても拭き取ることもできません。

内部結露が発生してしまったら水滴が自然に乾くのを待つしかないので、木部に浸透していきます。

ひどい場合はそこからカビやダニが発生したり、木部を腐らせたりします。

カビ・ダニが原因で住む人の健康に影響を及ぼしかねないです。

また、木部が腐ると住宅の耐久性を低減させることにもなります。


  

断熱材の種類

22.11.05

こんにちは! 揖保郡太子町 新築 注文住宅 分譲住宅
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美松ホーム株式会社 松田隆です。



木造住宅の場合、どんな家でも多かれ少なかれ「スキマ」は必ずあります。

そのスキマから熱が移動するので、スキマが少ない家ほど冷暖房の効率が良い家となります。

そのスキマを埋めるのは主に断熱材です。

断熱材の種類には大きく分けて2種類あります。

1つ目は繊維系断熱材、グラスウールと呼ばれるものが主流で、綿をイメージしていただくと良いと思います。

もう一つが発砲系断熱材です。発泡スチロールをイメージしていただくとわかりやすいです。

どちらもメリットとデメリットがあります。

スキマを埋めやすい物、湿気に強い物、防火・防音・吸音性に優れている物など、様々な種類があります。

それぞれの特徴を理解して選定するのも家づくりの重要なポイントです。

断熱材を選びで、家の省エネ性能値に大きく影響してきますので、しっかり考えましょう。


 

気密性能も重要です。

22.10.29

こんにちは! 揖保郡太子町 新築 注文住宅 分譲住宅
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美松ホーム株式会社 松田隆です。


断熱材が高い性能の家でも、気密性能が良くないと冷暖房の効率は良くなりません。

気密性能は、C値という数値で示されます。

C値は、家の床面積1㎡当たりどのくらい隙間があるかを数字で表したものです。

C値の数字が小さいほど、隙間が小さい家、すなわち冷暖房の効率が良い家です。

隙間が大きい家はダイレクトに外気を取り込んでしましいます。

その際に、熱の移動も行われるのです。

このC値を算出するためには、1軒1軒専用の機械で測定していきます。(気密測定)

基本的に隙間を埋めるのは断熱材です。

実際の現場で断熱材を隙間なく設置し、どのくらい丁寧に気密工事を行うかで数値が変わってきます。


 

HEAT20に対応した住宅のメリットとは?

22.10.22

こんにちは! 揖保郡太子町 新築 注文住宅 分譲住宅
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美松ホーム株式会社 松田隆です。


それでは、HEAT20に対応した住宅には、どのようなメリットがあるのでしょうか。


・室内温度差や部屋間温度差が少なく快適な暮らし

断熱性能が低いと、外気に接している壁や床、窓などから外気温が伝わり、室内温度を徐々に下げていきます。

真冬の寒い時期に、窓や壁付近にいると寒く感じたことはありますか?

これは「コールド・ドラフト」と呼ばれ、壁や窓で冷やされた空気が部屋の低い部分に向かって対流し、せっかく暖房設備で温めた室内を徐々に冷やしていきます。

断熱性能の高い住宅ではこのような現象が起こりにくく、室内を快適な温度に保ちます。

暖房設備のない廊下やトイレなども暖かくなるため、ヒートショック現象のリスクを抑え、どの部屋にいてもストレスなく快適に過ごすことができます。



・省エネ効果で光熱費を節約

断熱性能が高いと外気温の影響を受けにくくなるため、室内を快適な気温に保つことができます。

夏は涼しく、冬は暖かい室内環境を作ることができ、冷暖房にかける光熱費の節約効果が期待できます。

使用するエアコンや利用状況によって節約できる光熱費は大きく異なりますが、高い節約効果があります。



HEAT20では、国が定める基準やZEHよりも高い断熱性が求められています。

断熱性能を高めることは、家族の快適な暮らしや健康を守るうえでとても重要なポイントです。

家づくりを考える際には、しっかりと検討するようにしましょう。


 

 

室温と服装の関係

22.10.15

こんにちは! 揖保郡太子町 新築 注文住宅 分譲住宅
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美松ホーム株式会社 松田隆です。


前回、断熱性能がこれまで以上に高い水準であることを求められるようになるお話しをしました。

では、どれくらいの断熱性能にしたら、どのくらいの違いになるのか?

HEAT20で定められた基準をもとに比較していきましょう。

HEAT20とは、2009年に住宅業界の関係者や研究者などによって発足した団体「2020年を見据えた住宅の高断熱化技術開発委員会」のことを言います。

各地域において冬の期間の体感温度を10℃~15℃以上に保ち、暖房機器によって利用されるエネルギー量を削減し、ZEH(ゼロエネルギー住宅)などの優れた省エネ住宅を目指す推奨基準です。

HEAT20ではG1・G2・G3といった「グレード」でも区別がされています。

G1が最も易しい基準で、数字が大きくなるにつれて厳しい基準が設けられています。

各グレードでどのような基準が設けられているのか見ていきましょう。(断熱地域区分:6地域)






先ずは、去年までの最高等級だった「等級4」の住宅。

断熱材の性能の平均値であるUa値は0.87。

冬期間の最低体感温度は概ね8℃を下回らない住宅となります。


8℃の室温のおすすめの服装は、厚手のコートやジャンパーが必要です。

こうなると室内でも寒いですよね。当然暖房が必要です。

冬の寝室で、布団の中はあったかいですが、室内が寒いと布団から出たくなくなる・・・よくあることです。


G1グレードは断熱等級でいうと「等級5」と「等級6」のあいだ。

概ね10℃を下回らない。暖房は必要ですが、国が定めたエネルギー消費量の基準よりも消費エネルギー量は削減できている仕様となっています。



G2グレードは断熱等性能等級「等級6」と同等レベル。

冬期間の最低体感温度は概ね13℃を下回らない。この時のおすすめ服装はセーター。


G3グレードは断熱等性能等級「等級7」と同等レベル。


冬期間の最低体感温度は概ね15℃を下回らない。この時のおすすめ服装はカーディガン。


このようにHEAT20に対応させることは、高い断熱性能を兼ね備えることであり、さまざまなメリットがあります。